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新型コロナウイルスの影響により、職場に出社せずに働く「テレワーク」を導入する動きが急速に広まりました。 テレワークにより生活スタイルを見直し、引越しを検討する方も増えているようです。 今回は、テレワークで変わる住宅の選び方についてご紹介します。
引用元:株式会社リクルート住まいカンパニー「「テレワーク×住まいの意識・実態」調査」
テレワークになると自宅で仕事ができる環境が必要になります。今回のテレワークをきっかけに、「職住融合」の動きが加速しているのです。
「職住融合」とは、自宅の一部をオフィス仕様にするなど、自宅でも仕事ができる環境を整えることです。
◆自宅を仕事ができる環境に整えた人は約70%
リクルート住まいカンパニーの調査では、テレワークが始まった人の中で、自宅を仕事ができる環境に整えたと答えた人は約70%でした。多くの方が自宅オフィスの必要性を実感し、環境を整えたことが分かります。
部屋の1角に仕事用のスペースを作ったり、仕事用のデスクや椅子を設置したり、オフィススペースを作るためにDIYをしたりする人も多く見られました。
家で仕事をすることに対して、環境を整えたいと意識する人が多いことが分かります。
◆テレワークの浸透により郊外への引っ越しが増えている
テレワークを導入したことをきっかけに、住宅選びの視点にも変化が見られます。
引越しの際に重要視されていた「駅チカ」や「都心部」などの項目よりも、「物価の安さ」「住居費の安さ」などを重要項目に挙げて郊外へ引っ越しを検討している人も増えています。
場所を選ばず自宅で仕事ができるので、趣味を満喫できる郊外での生活を楽しみたいと考える人が多いようです。
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新型コロナウイルスの影響により、働き方だけではなく生活にも大きな影響を与えています。
テレワークにより自宅での仕事の進め方や考え方、そしてオフィススペースの必要性を重要視して家を選ぶ人も増えいているのです。
◆ワークスペースを確保した設計
自粛により突然始まったテレワークや学校の休校ですが、家族全員が家にいる状態になり、ワークスペースを確保できないという悩みの声も多く見られました。
家のスペースが限られており、オフィススペースを作ることができず、思うように作業ができないことも。
働き方の変化により、マンションから広い戸建てへの引っ越しを検討される方や最初からワークスペースを確保した設計で検討される方も多く見られます。
◆リノベーションでワークスペースを作る
引越しだけでなく、現在の居住空間にワークスペース用の個室をリノベーションで作る人も少なくありません。
ウォークインクローゼットのスペースをワークスペースにリノベーションしたり、リビングにワークスペースを作るなど、家の中で仕事がしやすい環境を求める人が多くなっています。
今回は、テレワークで変わる住宅の選び方についてご紹介しました。
テレワークの導入によって、自宅で仕事ができる環境について重要視している人が増えていることが分かります。
働き方や生活の変化に合わせた住まい環境を作ることが求められています。